dissimilis

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  更新の記録

2026.10.06 REFERENCE 発泡スチロール展足(松下泰平氏) 追加しました
2026.10.02 REFERENCE 展足の型の考え方(藤田 宏氏) 追加しました
2026.09.22 ARCHIVE 奄美大島産標本2体,悪石島産(黒化)標本 追加しました
2026.09.12 ARCHIVE 口之島島産標本追加しました
2026.09.06 ARCHIVE 諏訪之瀬島産標本追加しました
2026.04.01 ARCHIVE 悪石島産標本2体追加しました
2026.03.19 ARCHIVE奄美大島産標本追加しました

dissimilis について

dissimilisは,日本の南西諸島(奄美諸島,トカラ列島,沖縄諸島)特産で島ごとに変異をもつアマミノコギリクワガタのグループ(Prosopocoilus dissimilis GROUP プロソポコイルス ディシィミリス カタカナの読みはいい加減です多分こんな感じ?)を指しています.奄美大島が基産地であり現在は七亜種に分類されています.
本土産や黒島ノコギリなどの種を含む本土系ノコギリクワガタ(Prosopocoilus inclinatus インクリナトゥス カタカナの読みはいい加減です多分こんな感じ?)とは異なった種であるとして,このような学名が付けられています.

その亜種中,アマミノコギリ( dissimilis dissimilis)とトカラノコギリ( dissimilis elegans)の累代飼育の記録や標本作成を行なっています.この二亜種に共通の特徴として強い湾曲の出現する顎と,筐体の細さとが組合わさった個体の絶妙なバランスの良さ美しさがあります.また人気があり,飼育者も多いのでネットなどで入手もしやすい種類です.
アマミノコギリは家族友人に頼み天然個体を直接採集してもらえます.しかし,トカラノコギリについてはすでに採集が禁止され天然品が入手できません.CB個体で累代を続ける以外に選択肢がなく厳しい状況でありますが,この二種は上に挙げたような特徴の魅力が素晴らしく,いつまでも飽きません.大型を作り出すことはなかなか全然できていませんが、独特な大顎の形状やトカラノコギリの美しい体色を是非ご覧いただき、彼らの魅力を感じていただければ幸いです.


dissimilis elegans の島ごとの差異について

トカラノコギリ( dissimilis elegans)をブリードする楽しみの一つとして,生息するそれぞれの島(口之島,中之島,諏訪之瀬島,悪石島,臥蛇島)ごとのハッキリと分かる変異は果して存在するのか?というテーマ(の追求)があります。
天然採集された個体をランダムに多数並べた写真集を眺めていると,たしかに顎の形状,体形の太細や体色黄橙の強弱などに若干の傾向が見られます.
これがブリードモノとなると(採集禁止されてから既に20年以上経ちましたが),それぞれの飼育者の方々の嗜好と言うか,好ましいと受け入れられる形状が厳選され淘汰されていったのでしょうか.結果,それぞれの島特有の形の良さ(と考えられているもの)が相当に強調されて個体群として残されてきているように思います。
個人的な感想ですが現在ネットで流通しているトカラノコギリクワガタ達は,例えばヤフオクなどを拝見していると(昔に比較して)非常にレベル?が高いと思います。

むし社の雑誌掲載記事で更に詳しく とりあえず奄美大島産個体を見る

口之島産69の頭部

中之島産72の頭部

悪石島産67の頭部

ガシャポンの素材にも取り上げられる dissimilis(トカラノコギリとアマミノコギリ)

海洋堂やその他たくさんのフィギュアの素材として色々な造形が楽しめます。符節の細かな造り,爪の先端のトンガリは無理としても,顎周辺の再現の拘り方はなかなか素晴らしいものがあります.

ChocoQ

トカラノコギリ

オレンジ型

ChocoQ

トカラノコギリ

黒化型

海洋堂

トカラノコギリ

赤褐色

海洋堂

トカラノコギリ

黒化型

海洋堂

ノコギリ蛹

本土型

バンダイ

ノコギリクワガタ

三齢幼虫

バンダイ

トカラノコギリ

赤褐型

バンダイ

アマミノコギリ

通常の黒型

中之島産の美形大顎

上の dissimilis について にて紹介した中之島71の系統でとても美形な顎をもつ73が2019年に羽化していました。ガシャポンで紹介した顎形にとても似ています。体色もオレンジ色が強く出ており、このままプラモデルにして売り出してしまいたいくらいの美形でした。

むし社の雑誌掲載記事で更に詳しく とりあえず中之島産個体を見る