
中之島トカラノコ メス産卵してくれましたが、急遽幼虫の回収作業
メスの徘徊中に幼虫減り始め?

ペアリングは羽化後6ヶ月の期間を取って様子見て
2024 6月羽化の個体を数匹知人から分けてもらい、10月入った頃からゼリーの喰いを観察しながらペアリングのスタートを見計らっていました。オスの寿命が心配でじたばたしたりもしましたが、結局羽化後6ヶ月は単独管理をしっかりするのが間違いなさそうです。秋場を通して23℃くらいの加温管理を続けていたら無事に12月半ば、オスメスとも順調に交尾体勢に入ってくれました。

セット後30日で孵化確認
ペアリング中はほとんどずっとべったり状態でしたので、日数的には三晩ほどで終了させました。産卵セットは12月19日から、使用マットはいつもの産卵一番です。ちなみに今期は何十リットルお世話になったかわかりません笑。またオスは後ろ足符節が欠損始まっていたのでペア終了後直ぐに酢酸エチル処理し、現在標本準備中です。
1月22日にはケースの底や側にたくさん孵化した初令を確認できました。夏場ならともかく22℃程度の管理下で丁度1ヶ月でこの状況はかなり速い。産卵後孵化が速い系はその後のサイズの伸びも経験上良いことが多いので期待です。

中之島トカラノコ 黒化型メスです 慌てて幼虫回収
産卵ケースの底に初令の姿としっかりした食跡を10箇所位確認できていて順調さを感じていました。ところが2月3日の深夜そろそろメスを取り出そうと様子を確認したところ、ケース底にメスのうごめく姿を確認、と同時に幼虫(食跡)の数が一気に減っているのがわかりました。
もう寝る体勢だったのですが、慌てて割り出し作業することにしました。タイミング的にまだ流石に早くて卵も多く出てきたり老眼にはやや困難を極める作業でした。初令19匹、卵も10個前後回収できました。幼虫は今回は全てMDマットに詰め込みました。黒化メスはまだ爪の力もしっかりしているので少し休ませて再度産卵させてみます。
