「産卵一番」マット

2017年度の産卵はすべてこのノコギリ・ヒラタ専用産卵マット「産卵一番」を使用してみましたが，その効果の高さには驚きました。産卵データは以下のようになっています。（随時更新中）

産卵を確認したセットはほとんど例外なくセットの次の日には，産床および産卵された卵を確認できました。残念ながら孵化できない卵である場合も多かったのですが，マットの産卵誘発力は十分に確認できました。反省点としては，あまりに順調に産卵が確認できたためその事実に頼ってしまい，孵化のチェックが甘かった。もう少ししっかり追跡していれば（卵の消滅や潰れ），別の♂と再度ペアリングをするなどの最低限の措置ができたと思います。

もう一点特に人間側のミスとして小ケース利用時のことですが，高圧縮で深くまで詰め過ぎなセットをしていて，それが為に♀のセット内移動が産床を圧迫または押しつぶし産卵済みの卵に少なからず影響があっただろうということです。基本的に水分少なめでセットしてきていましたが，一部それでも酸欠状態が起きていた可能性も否定できません。できるだけ大きめのケースを利用し，マットの詰め過ぎを避けること。上部のマットは必要以上に高圧縮セットしない。などなど，基本的なことですが，来年度以降気をつけたいと思います。